ルノルマンカード【船】ナオミ・ノアの占い講座

象徴(シンボル)

ナオミ・ノアのルノルマン占い講座【カード解説】3船

大海原を航行する船が描かれます。もともとは大型帆船です。
メインテーマは冒険。人物的にはその冒険の主人公である英雄。どちらも、空想の世界では良い話が多いですが、現実には?

ブルーオウル・ルノルマンカード

ほかに自由な心、開放的な環境、その最たる世界である「海」を象徴します。
ここから応用できるイメージで、実際に占う分野では何のことを示すのかを当てはめていきます。

よく用いられる意味合い

現実の「船」は出港して、寄港、帰港もしますが、ルノルマン占いではほとんど出航のほう、つまり出て行く、出発の意味を受け持ちます。
将来はもちろん、たいていはどこかに行き着くでしょうけれど、その時点のことはこのカードの範囲外です。なぜって?
はっきりした理由。鋭い方はおわかりですね。この解説でもやがて明らかになります。

ともかく「船」は、今いるところからその「外」へ移動します。
動機や目的はさまざま、珍しさ・好奇心のため、新しさのため、大きなチャンスをつかむため、運命にしたがう・運命をきりひらくため。

単純なワードとしては、旅行や転居など移動に関わること、そのための比較的大きな乗り物や手段、未知の領域を表す場所や分野、そして海・海外・外部・異業種など。これらのキーワードから解釈を広げることができますね。

占いのゆくえ、方向性

このカードが良い結果をもたらすかどうかは、まずほかのカードの影響を見るしかありません。そして、あなた自身が、そこから広がる可能性をポジティブにとらえるかどうかにかかってきます。はっきりいいますが、冒険や英雄に「良い」未来や結果だけしかイメージできないとしたら、占いも現実も問題ありです。

ただ、わたしたちは、占い師も相談者も、時に「変化」を「変化しないこと」よりも前向きに考えることができます。例えば、しかたなく変化せざるを得ない状況でも、その状況を前向きにとらえてなんとか皆にとって良い未来をと考えられる時、その人は英雄になるんじゃないかな、とナオミは思います。

ネガティブな意味の場合・注意すべきコンビネーション

ここまででだいたいおわかりのように実は、悪条件の影響を受けやすく、大きな変化に見舞われやすいカードです。

外洋へ漕ぎ出せば、可能性が広がります。未来は未知数。大成功の可能性と一緒に危険も大いにあり、保証されたものなどほとんどありません。

また、必ずしも出航してからの話ばかりではなくて、そのきっかけとなるような想定外の出来事や、想定内だけど望んでいない出来事を示すこともあります。
新しい機会や出会いを求める人には、好都合かも。旧い関係に別れを告げて旅立つ覚悟さえあれば、道は開けるでしょう。

コンビネーションではもちろん、問題を増やす傾向や望まない方向を示すカードと一緒に出た時、よくよく気をつけます。「ねずみ」や「蛇」は、注意深い人にも思わぬ負担を強いるかもしれません。想定内の影響であれば、覚悟の上で奮起して乗り越えることができるかもしれません。

人物や時期

人物としては、運を信じる人、型にはまることより自由と新しさを求めるタイプの人ですね。不安定な感じが2番のクローバーにも似ていますが、まるっきり行き当たりばったりではなく、自分なりの大きな目的や信念にしたがって行動します。

性格と関係ないところでは、外国人や、母国とは異質な文化を好む人、船乗り風やエキゾチックなイメージとか。

時期については、3という数字が鍵となり、3日、3週、3月、3年、その前後。どちらかというと3〜より少し早くなる傾向もあります。占い結果全体の空気で変わります。

デイリーリーディングで出たら

もともと、「船」は出来事そのものよりも、その後の受け取り方や行動が大事なので、1日のこととして占う時は

  • 小さなことに当てはめてみるか
  • 未来の変化のきっかけになる出来事
  • 意識を変えること、新しい発想そのもの

と考えてみてもいいかもしれません。船や海などからも自由に連想を広げてみましょう。

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ナオミ・ノアのルノルマン占い【トランプ図柄は必要?】

ルノルマンカードの占いにトランプの図柄は必要?

タイトルに単刀直入にお答えしますと、はい、必要です。
ただ、トランプの図柄がカードに印刷されていないといけない、という意味ではありません。

わたしも、過去記事で書いたように、普段の占いには、デザイン重視でお気に入りのカードデッキを複数使い分けています。

起源はトランプなので。

ルノルマンカードの占いの起源を考えれば、もともとのトランプ図柄が無関係なはずはありません。

ルノルマン婦人が占いに用いた本当のトランプカードと、現代のルノルマンカードに描かれているトランプ図柄との対応が違っている可能性ももちろんあります。でも、現代のプチ・ルノルマンカードによる占いの様式にもすでに伝統があり、多くの優れた占い師が現在の絵柄・図柄の対応で意味の体系を充実させてきています。

もし、原初の真の対応に完成された世界観などがあるとしたら、自由すぎる解釈がそこをねじ曲げてしまって、問題や歪みが生じてしまうことはあり得るでしょう。例えば、タロット占いなどでは、カードの図柄の象徴と数字との対応に厳格な主張をする人々もいます。

ではルノルマン占いは?

というと、おそらく、厳格な世界観よりも、実践的な経験から真理が見出されてきたのではないかな、とわたしは思うのです。哲学よりも匠の技、みたいな。だから「タロットより簡単!」なのだと。このブログのサブタイトルはダテじゃなくて、みなさんを甘い言葉で誘ってるわけでもなくて。

実占でのトランプ図柄の影響

わたしの場合は、トランプ図柄が全部頭に入ってるからカードに描かれてなくても描かれててもあまり違いがない、ともいえてしまうのですが。占いの時に必要があれば、ああ、これはハートのキングだから、とか思い浮かべることができます、けど、それ、正直いつもやってるわけではないです。

なぜかというと。

正しいカードの意味の理解の中にはトランプの図柄も織り込まれている、ともいえるからです(表面的な想像で書かれたような適当な解説を読んだだけだとダメですが)。カードの意味がちゃんと理解できてさえいれば、解釈の時に改めてトランプを思い浮かべる必要はあまりないということです。これが理由のひとつ。

でも、トランプの図柄が直観的なリーディングにも必要になってくることがあります。わたしの講座でも紹介している人物像のリーディングにも、直接にトランプ図柄が関わっています。また、例えばフランス式のとある占法では、カード展開時にトランプのスートや数をチェックすることがあります。

また、トランプの図柄が特に解釈に関係してくる占い方の時など、そういう時だけ、オーソドックスなブルーオウルやクラシックなデザインのカードを使えばいい、というのが理由のもうひとつです。

トランプの対応を全部覚えていたとしても、描かれていないカードを使いながら記憶を頼りに思い浮かべるのは、初心者はもちろんのこと、熟練しないうちは手間といえば手間です。

だから、例えばグラン・タブローで深く多角的に掘り下げたい占いの時などは、わたしは迷わず、使い慣れているブルーオウルを使います。頭の中で変換する作業を省き、直観的なリーディングの段階を邪魔しないことで、よりスピーディに深い解釈を進めることができるからです。

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ナオミ・ノアのルノルマン占い講座【木ときつね】隠れた真実

「ただの目的」と、「源泉にもなる目的」

例えば、

  1. 自然が豊かだから森がある
  2. 森があるから自然が豊か
    どちらだと思いますか?

両方ですよね、本当は。

「木」の生命力は自然の法則にそって循環するから尽きることがなく、むしろ増幅されていきます。

  1. 健康だから元気に行動でき、
  2. 活動的だから健康になる。
  3. 愛する人がいるから力が湧いてくる、
  4. そして愛する人のためを思って何かができる。

恋人や家族との関係は、やりがいを感じて活動するための目的である(守るもののために生きる、活動する)と同時に、充実感や癒しを与えてくれて原動力にもなる。
そして家族も元気になり関係も深まる。

「木」と「きつね」は循環しあう。

「木」とともに良い循環を生むのは「きつね」だけに限らないのですが、現代社会で生きる多くの人に一番わかりやすいのが「仕事」「家族のための日々の活動」である「きつね」だと思います。

そして問題の起きやすい箇所、問題解決のツボが交差しているところも、たいてい「身近な人間関係と自己実現の狭間」にあったりします。

木と一緒に出ているきつねは、ただお金のためとか世間体のために働くのではありません。

  1. 自身の健全な身体と心、そして愛する存在、大事な家族から力をもらい
  2. 正しく成長すべき自分の人生と、守るべき存在のために行動する

良い循環は成長します。

循環の停止や逆の依存や搾取は衰退します。

何かがうまくいかない時、循環のどこかが傷ついているかもしれません。

眼(まなこ)が曇っている時は、基本に返る

問題を考えれば考えるほど悪循環におちいる時、考える順序がもしかしたら逆方向になっていたり、間違った目標の上に立ち尽くしてしまっているのかもしれません。

愛すべき存在なのに、その存在がストレスにしか感じられない時、「余計なしがらみ」に「木」が傷ついているのかもしれません。

人間も自然の一部であるなら、本来、どうあるべきか。

「人間は動物と違うのだから、そう簡単にはいかないのよ」というセリフが浮かぶ時ほど、問題の優先順位が混乱してしまっていることがあります。

動物や自然の仕組みに戻って考えることで、「枝葉」から「幹」に戻り、悪循環から解放されることもあります。

「きつね」は人里に現れて「(人間から見た場合の)悪さ」をすることもあります。でも、豊かな自然の恵みで十分に暮らしていけるなら、わざわざ(盗みを見つかって捕まるような)危険を冒さないで生きることもできます。

鶏小屋に忍び込むことが「手っ取り早い」と感じる狐もいるかもしれません。そのせいでどれだけのリスクを負っているか、気づいていないこともあるかも。

そんな時、何百年も生きた大木は、狐に語りかけるかもしれません。
「あなたはどこから生じたの?」
「正しい栄養をくれる大地に、あなたは繋がっている?」

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