「シャッフルの方法など、具体的な占いの手順を教えて欲しい」「ルノルマンカードは逆位置を見ますか」とのお問い合わせにお答えしての記事です。(初出は2014年頃の記事を更新しました。お問い合わせをいただいたのはその頃です)
ルノルマンカード占いでは、タロットカードとは違って、逆位置というのは見ません。
中には、オリジナルの手法で逆位置を読む占い師さんなども少数ながらいらっしゃるようですが、少なくとも本場フランスやドイツでは、ルノルマンカードの逆位置を読むということは元々していませんでしたし、スタインバック流でももちろんしません。
そして、シャッフルですが、逆位置を見る必要がないので、タロットのようにテーブル上でかき混ぜることはせず、普通にトランプを切るのと同じ要領でシャッフルすればOKです。
このとき大事なのは、ルノルマンカードで占いたいこと(質問)を、あらかじめ決めておくということ。シャッフルする際は、変に力む必要はありませんが、占いたいことに気持ちを向けておくことは大事なことです。
スタインバック流(ノー・レイアウト)では、質問のほかに、質問にあったキーカードを選ぶということが必要になります。「彼の気持ちや状況」を知りたいなら「男性」のカードを、仕事について占うなら「きつね」のカードを選ぶ、といった具合です。
キーカードについては、まずはカード一枚一枚を理解することが前提となるので、詳しくはまた別の機会にご紹介しますね^^
初めてカードを手にした方は、カードと親しくなる意味でも、ワンオラクル、あるいはトゥーカードから始めてみるとよいでしょう。
まずは占いたい質問を決めますが、いきなり悩み事を占うよりは、まずは「すぐに答えを確かめられる質問」を占ってみるほうが練習になり、上達につながります。たとえば「友達の○○は今何をしているか」「今日会社で一番最初に挨拶を交わすのはどんな人か」とか^^
質問を決めたら、カードをシャッフルします。
シャッフル中は、占おうとしていることに気持ちを向け、いいと思ったところでシャッフルをやめます。
次に、カードを裏向きのまま、テーブル上に虹を描くように広げます。
そこから、ワンオラクルなら一枚、トゥーカードなら二枚を、ランダムに引いていきます。引いたカードは順番に表に返してテーブル上に置きます。
上のカードで、「今日会社で一番最初に挨拶を交わすのはどんな人?」を占ったとしたら、「魚」のカードは、身だしなみのきちんとした、チャーミングで快活な人、可能性としては男性の可能性が高いですから、そういう人と最初に挨拶をすることになりそうですね^^
一枚のカードにもいくつかの意味がありますから、時に判断に迷うことがあるかもしれませんが、「すぐに答えが分かる質問」を占うことで、「あー、カードはこのことを言っていたんだな」ということが分かるので、カードに対する理解が深まります。
カード一枚一枚の意味も、少しずつご紹介していきますね(^^)