カード解説【13】子供

13番【子供】ナオミ・ノアのルノルマン占い講座

象徴(シンボル)

家の庭、庭園、公園で、女の子が遊んでいる光景です。楽しそうですが、ひとりです。子供「たち」ではありません。
たいてい女の子です。男の子を想定しても差し支えありません。ただ、プレイングカード版ではジャックが同時に描かれるので、絵のほうは女の子であるほうがバランスがいいわけです。
まったくの子供は、大人の責任や「色」に染まっていません。
一方、赤ん坊でもなく、自分で(ひとりで)遊べるだけの「能力」はあることがわかります。

よく用いられる意味合い

もちろん、そのまま子供を意味することが少なくありません。
「こうのとり」「星」などと出ることで妊娠も表すといわれています。
若いこと、純粋(な感性)、実際に汚れてないことなど。
成熟した大人よりも長大な未来がある(ので可能性や希望がある)。
子供ならではの価値観、感性を思い出すべきだという意味合いもあります。

占いのゆくえ、方向性

実生活や実社会では、経験が少ないことや自由にできる財産がないことがマイナスに感じられることも多々あります。
でも、このカードを素直に解釈する段階では、素朴さや未熟さも、まずは良い面と考えます。
些細なことでも喜べる、楽しめる、そして吸収・成長が早い、向上意欲がある、そうした「子供」の長所を生かす方向を考えます。
か弱いもの、守られるべき存在に注目し、それらへ愛情や守護を与えるべきだという解釈も検討します。

ネガティブな意味の場合・注意すべきコンビネーション

ほかにネガティブなカードの影響を受けた時、成熟していない、素朴すぎる、思慮が浅いことの悪影響を懸念します。
明らかに未熟者に不利なシチュエーションであれば、このカード単体でも「まだまだ」と読むことがありますが、これから成長するわけですから長期的にはそれほど問題ありません。
「十字架」が出ると、「子供」に守護が十分でないことを暗示します。妊娠出産にも注意が求められるといわれています。

人物や時期

男の子か女の子。トランプ柄で男女を見分ける人もいますが、経験が必要です。
若者。希望に満ちた人、純粋・純情な人、子供のような善意、無邪気さを持つ人。
物事が草創期、成熟していない時期であること。これから成長する、まだ全然本格的でないこと。一定期間か、何らかの条件クリアかアクションを待っている場合があります。

デイリーリーディングで出たら

金銭などの損得から離れた視点から日常を見直すと、多くのヒントが見えてくるでしょう。これは「ハート」や「犬」が出た時にもいえることなので、それらのカードとともに出ればなおその傾向が強まると思って良いです。

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