時期占いで重要シンボルになる
ルノルマンカード36枚の最初のカード、「騎士」。
英語ではHorsemanあるいはRider、他にCavalierなど。
いずれも、馬に乗って先を急ぐ紳士を描いているカード。
ポイントは、騎士が「自分のほうに向かってやってくる」という点と、馬はルノルマン婦人の時代には、現代のバイク便のような役割ですから、「新たな知らせ・展開がもたらされる」こと、そして「展開の速さ(スピード)」にあります。
なので、
時期を占ってこのカードが出たら、「もうすぐ」ということがいえます。
ただ、この「もうすぐ」はあくまで相対的(時に主観的)な感覚なので、占う内容(質問)によって、具体的な時期は変わってきます。
また、1というカードの数字を使って、1日後(翌日)とか1週間後、1ヵ月後、と読むこともできます。
この辺をあわせて考えて、「もうすぐ」な「1」は、いつか、を判断します。
たとえば、ここ半年ほど出会いがなくて、「いつになったら次の恋愛相手に出会えるか?」を占った場合に〈騎士〉のカードが出たら、「明日」とか「1週間以内」というよりは、「ここ1ヶ月の間」と考えたほうが実際的でしょう。
半年出会いがなかった立場からすれば、1ヶ月以内のチャンスは、わりと「もうすぐ」といえると思います^^
でも、海外の友人が「最近投函した」エアメールがいつ届くか?を占ったのだとしたら、1ヵ月後なんて遅すぎるし、最近はエアメールはどこからでもだいたい3-5日程度で届くわけですから、1週間でさえ「もうすぐ」とはいえないですよね。なのでこの場合は、〈騎士〉のカードは、「一両日内」と読めるわけです。
もちろん、時期を占っていつもこういうはっきりとしたインディケーターが出てくるわけではありません^^;
実際、時期を占うというのはかなり高度なリーディング力が必要なことが多く、スタインバック女史も「基礎レベルをマスターし、練習や経験を積んでからでないと、正確な時期判断は難しい」と言っています。
それでも、ルノルマンカードはタロットに比べると、はるかに「判断ポイント」がハッキリしているので、時期を占うにはもってこいの占いカードには間違いありません^^(本当に、すぐに実現したり何かがはっきりする時には頻繁にこのカードが出ます)
人物像など
騎士は人物像で言えば、身だしなみのきちんとした紳士タイプの男性、女性ならカッコイイ系の女性でしょうか^^。
馬に乗る騎士は現代ではジョッキーのように、それなりの運動能力も必要だったわけですから、このカードが表す人物像は、紳士なだけでなく、健康でスリムでスポーティな人とも考えられます。
新しい出会いの有無を占ってこのカードが出たら、ナイトが自分のほうに向かってやってくる=新しい出会いがある、と読めます。
他に遅延や注意のカードが出ていなければ、時期的にも「まもなく」と言えるでしょう。
何を占ったとしても、基本的にはワクワクやウキウキを運んでくれる嬉しいカードです(^^)
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